2010年9月18日土曜日

みちのく女旅⑥【竜飛海底駅 青函トンネル編】


竜飛岬へのアクセスには車がバイクが便利。
実際に訪れていた人の多くが
観光バスや車やバイクでした。

しかしながら私たちは鉄子2人旅

青森方面からのアクセスを調べる中で
最初は
青森駅→(津軽線1時間20分)→三厩駅→(バス40分)→竜飛崎灯台
という行程を考えておりました。



↑今回手配したチケット全部。並べてみました

ところがこの行程を
仕事でもお世話になっている某旅行代理店の
猫藤氏(仮名・本人は認めないが相当な鉄ヲタ)に見せたところ
(今回のチケットは全部この代理店さんに手配をお願いしました)

「せっかくなら竜飛海底駅を利用しましょう!」との熱いご提案が。

うむむ?海底駅?駅なの?海底?

どうやらこの駅は
青森~北海道を結ぶ地下トンネル、青函トンネルの青森側の入り口。
一般の乗客の乗り降りは出来ない非常用の駅、だそう。

1日2往復だけ特急が停車するのですが
“見学整理券”をもった人しか降りることしか出来ません。
いわゆる上陸困難駅!
うーむ胸躍る響き。行くっきゃないでしょ。

そんなわけで竜飛海底駅で下車→岬まで歩く、という行程に。



下車。


トンネルなので薄暗いです。




降りた人はこのバッチをつけてトンネル内を見学。

竜飛海底駅を降りた20人くらいの見学者をお出迎えしてくれたのは
JR北海道の職員のおじさん。(いい感じに面白い)

このおじさんに青函トンネルの仕組みやら役割やら歴史について
案内してもらいながら一同トンネル内をぞろぞろ移動。




かなり入り組んだ作り。

「迷子になったら出られませんからね!」とおじさんに脅されながら
ぞろぞろと移動。


迷子になったら大変そう・・・

幾重もの分厚い扉を開けて進んでいきます。

扉が開いて閉まるまでの間はサイレンが鳴り響き
映画かゲームの世界。エイリアンでも出てくるんじゃないかしら。

事前勉強を全然せず行きましたが
青函トンネルについても色々分かりやすく説明いただき
とっても勉強になりました。

しばらくするとケーブルカーの乗り場に到着。
ここから地上に出ることが出来ます。





地上に出ると「竜飛記念館」につながっており
JRのおじさんに周辺の見所について説明を受けます。
見学者はここで2時間余り自由行動になります。

前の記事に出てきた竜飛岬や階段国道は
この自由行動時間に行ってきたのでした。
記念館からは徒歩で20分ほどの距離なので
多くの見学者は我々同様、竜飛岬へ向かっていました。

2時間の自由行動ののち再び記念館に集合。
ケーブルカーで地下に戻り、トンネル内を歩いてホームに戻ります。






1日2往復しか特急がこないので時間厳守です。



ここに降りた人しか見ることの出来ない駅。



公衆電話がありました・・・

もしもし? 今、海底だよー!」なんて
電話する人いるんでしょうか。


冒険気分で面白かったです。
この駅、いずれ無くなってしまうらしいので
興味のある方はお早めに♪


つづくー